コタツであたためてきた思い
ぼくの人生、真冬のコタツ人間
そんな土地での、冬の記憶は、歳が若いほど、新鮮で楽しいものでした。
幼い頃は雪が降ったら、すぐさま外に出て、雪が降りつもるのを、下からじっと眺めていました。雪は結晶がみえるほどに、ゆっくり、ゆっくり、降っていきます。ある程度つもったら、友達や従兄弟をひきつれて、かまくら作りや雪だるま作り、雪がっせんなどをして遊びました。家に帰ると反射光で目が疲れて、ものが見えなくなるほどでした。
歳を重ねるにつれて、コタツでだらだら、だらだら…。動くのは、手と目だけ。手はゲーム操作。目はゲーム画面とテレビ画面。なぜか不思議なことに、そのころの記憶はあまりありません。
「このままじゃ、ぼくの人生、真冬のコタツ人間のまま終わっちゃう!」
そんな危機感をコタツの中で、じわじわ感じていた。
最近は、少しずつ、いろいろなことに、チャレンジしているつもりです。たぶん、、。
何をしたいのか、何をすべきなのか、それを考えるために大学生になったんだと思います。
ツンデレだけど応援してくれているおばあちゃん、ありがとう。
コタツから腰を浮かせながら、玄関口に立ってみようと、思っているところです。